今日の一冊VOL.052@神田神保町で人文書 黄春明 著『黄春明選集 溺死した老猫』(法政大学出版局) 「光復」後も困難な政治状況が続いた台湾社会で、近代化ゆえに弱い立場におかれた民衆の現実を温かい眼差しで見つめながら、老若男女の悲哀と喜び、苦難と希望をユーモアあふれる筆致で描き続けてきた黄春明(1935年~)。1960年代以降の現代台湾文学を牽引し、世界各国語に訳され愛されてきた作家の代表的な短編小説10篇と、訳者によるインタビューなどを収録する格好のセレクション。 書籍詳細はコチラ